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健康で効率的な最低限度の生活

社内失業、ミニマリズム、スポーツ

【前編】「第一回 社内失業・読書感想文コンテスト」結果発表!

「社内失業 企業に捨てられた正社員」(双葉新書)のレビューコンテスト・第一回の優勝者がついに決定しました!

優勝者の発表と併せて、発売から2ヶ月が経過した本書の世間的な動き(ウェブメディアで取り上げられたり、雑誌に載ったり、色々あったんですよ…!)を、わたくし増田不三雄と、クルテク似の編集者E氏の二人で語りました。今回は、前編・後編に分けて、その会合の様子をお送りします。(於 双葉社本社・会議室)

http://d.hatena.ne.jp/shanaineet/20110115
増田不三雄(著者)以下、増田
編集者E氏(クルテク似)以下、編集

編集「涙!印税還元、レビューコンテストが行われたわけですが、どうだったですか?結果は…」
増田「なんと、応募総数は、1通でした!」
編集「1通ですか!?」
増田「優勝は、決定ですね。ミクシーで感想を書いてくださった、【うんちゃん】さんです。2万円ゲット、おめでとう!」

昔リーマンだった頃、何回か社内失業に会いました。その当時はそんな言葉なんてなかったんですがね
2年目にして仕事がなく放置プレイが続きましたよ(苦笑)新卒の♂は残業しまくっているのにさ。直近の上司、先輩に相談しても、「暇だったら飲みにいけるからいいじゃん。」それを何回も聞かされ、この会社もうダメだと思い転職しましたよ。ま、その会社は専務がセクハラ野郎でどうしようもなかったですがね
次の会社でもある企業へ出向へ行っていた時に、数週間放置プレイされましたが、お客さんに言ったら仕事くれましたので、すぐ社会失業は解消されました。
社内失業はやる気があっても、自分ではどうしようもない時があります。本当はスキルをつみたいのにつめない、あせっている気持ちをわかっていただきたい。ぜひそこのそれに気がついてない上司の皆様これを読んでください。リーマン社会と関係ないと思っている医療関係(特に病院の師長クラス)もぜひ一読を。。
一応コンテスト応募です。。。
http://mixi.jp/view_item.pl?id=1467562

編集「そうですか…1通」
増田「女性の方で、何度か、社内失業したことがある方だそうで。見切りをつけて会社を辞めて、みたいなことをやってらっしゃる。内容からすると、たぶん医療関係だったのかなと」
編集「しかし一票とは切ないですが……ま、応募はしていないにせよ、感想はいろいろ上がってますからね。第二回の応募の締め切りが2月末になる予定ですから。周知徹底をして、これまでに感想書いてる人も、コンテスト応募ですって言って記事を上げ直せば、それで再応募になりますから。何か一言書かなきゃいけないんでしょ?」
増田「レビューのどこかに、コンテスト応募ですよ、と一言書いてくれればエントリーになるよ」
編集「これまで書いてる人、ツイッターの人、アマゾンの人、含めて、ぜひ応募してみてほしいですね」
増田「週刊プレイボーイに載ったり、ミクシーニュースでトップに取り上げられたりしてるので、新たに読書感想文コンテストの存在に気づいた人もいると思うしね」
編集「さて、11月17日に発売された本書ですが、発売後の展開としては…厚生労働書の中の人からコメントもらうという所からスタートしましたね」

さまざまな実例を繰り出す本書の記述は是非現物をお読みいただければと思いますが、読みながら思わず、「これって、言葉の正確な意味における“ジョブなきメンバーシップ”じゃない」と感じてしまいました。
実は拙著について何人かの方から、「hamachanの言いたいことは分かるが、“ジョブなきメンバーシップ”というと、いかにも日本の正社員は全然仕事をしていないのに給料だけ貰っているように聞こえるから“ジョブの特定なき”というべきだ」とまことに適切な批判を頂いたりしていたりするのですが、実際にはその都度行われるべきその「ジョブの特定」がないままだらだらいくとこういう「社内失業」という事態になることもあるのですね。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-2201.html

増田「hamachanさんが書いてくれたおかげで、Amazonの動きもあったし、小飼弾さんも、たぶんそこ見てツイッターで自分をフォローしてくれたっぽい」
編集「【ジョブなきメンバーシップ】、という言い方をしてくれてましたね。労働問題に通じる方から評価いただくのは、嬉しいですね」
増田「要するに、【メンバーシップなきジョブ】というのが、派遣社員の人とか、そういう非正規社員のことみたいで、逆の概念として、【ジョブなきメンバーシップ】、という言葉を元々使ってらしたみたいなんです」
編集「あ、そうなんだ」
増田「でも、正社員で仕事ないって、どっちかというと楽してる奴ってことだから、どうにか助けてあげたい人ってわけじゃないでしょ、って周囲からは言われてたらしいんだけど。社内失業を読んで、あ、こんな人たちがいたんだと(笑)俺の説は合ってたんだと、そういうことみたいですな」
編集「なるほどね。これはちょっと、hamachanさんにも今後は、社内失業についていろいろ発言していただいて、厚労省の中の方でも色々と解決するための方策をねっていただき、増田君にも声をかけてもらえるとありがたいと、思いますね。【ブログで本を紹介しちゃいます】のまめタンクさんは、昔からの知り合いだったんですか?」

皆さんは社内失業という言葉を仕ご存知でしょうか。まともな事を与えられず社内から放置され低賃金のまま雇用されている人を指す言葉です。リーマンショックに短を発した景気不況。仕事があるだけマシじゃないか。誰もがそう思うはず。しかし、社内失業は我々のすぐそばにある存在なのだ。賛否両論あるだけに意見が分かれそう本ではあるが、僕自身は背筋がゾクゾクっとなると同時にある種の恐怖を覚えてしまった。何時、何時社内失業に追い込まれるのだろう、そんな恐怖がすぐそこまで迫っているのかもしれない。
(後略)http://blog.livedoor.jp/tkfire85/archives/55429713.html

増田「いや、ちょうど献本先を探してて、色々なサイトを見ていたんだけど、あ、この人のブログは、ちゃんと書いてるし面白いなあと。献本してみようかなーと。で、コンタクトとって書いていただいたんですよ。献本もらったのはじめてだ、ってテンションあがっておられましたね」
編集「なるほど」
増田「けっこうまめタンクさんは、それなりに社内失業の経験者でもないし知らなかったみたいなんだけど、読んで、ほうほう、なるほどと納得されてる感じでしたね。あとブログも読んでいただいたみたいで、面白がっていただけたのかなと」
編集「次のタイミングぐらいで、はてなダイアリーのブックマークが爆発したんですよね」
増田「いま960ぐらいですかね」
編集「一日で700ぐらいついたのがね、すごかったね」
増田「半年前に書いた記事に、突如だったから。正直驚いたけど、あれが注目をされはじめる大きな足がかりになった感じがあった」
編集「あれもはてなの【匿名ダイアリー】でレビューコンテストの告知を書いたら、それを見たid:kanoseさんがブクマをつけてくれて、そこから。はてなーさん達は分かる、分かる、俺もそうだった、同僚のあの人がそうだ、そういう反応が多かったですねえ」
増田「はてなーさんは結構、ななめに世の中をみてる感じというか」
編集「直情的じゃなくて、冷静だということ?」
増田「まあそういうのもあるし、単純な自己責任論に、疑問とか、胡散臭さを感じてる人たちなのかなと(笑)だからこそ、社内失業がしっくりきたと」
編集「なるほど。それで、ブクマを見てくれたジャーナリストの佐々木俊尚さんが、ツイッターつぶやいたことでさらに広がった、というのもありましたね」
増田「そこから某テレビ局の方が声をかけてくれたりして、色々ありましたね。その辺までは大きく批判されることもなく、受け入れられてるな、という印象でしたかね」
編集「え、でも最初にアマゾンについたレビューはコテンパンでしたねえ(笑)記念すべき初のアマゾンレビューがね」
増田「あれは、なんていうかヘコみました(笑)」

k-san 自分の問題
一読して、社内失業とはよく言ったものだと思った。
単純にいって、「仕事を干されている」だけである。よくある話。
それを自分で認められないだけだろう。
基本的に働いていればわかるが、今は人が辞めても欠員補充をしない。
外注は内製化し、忙しい。仕事は忙しい人に集中するのでさらに忙しく
なっている。
著者は必死にこれを社会問題と定義しようとしているが、これは社会問題
ではなく、リーマンショックの問題でもなく、筆者の自分の問題である。
自ら、なぜこのような状態に置かれたのか、その説明がない。そこは察して
くれということなのか。
代わりに説明すると、そういう場合は協調性がないトラブルメーカーか、
仕事のクオリティが著しく低いかの場合がほとんどだ。まともに仕事が頼めない。
社内教育の不備のせい(また他責だ)にしているが、基本は今はマナーと
本当の基本以外はOJTが主流だ。自分で学ぶ力がないとやっていけない。
会社は学校ではないし、上司は先生ではないのだ。
いかに目先の仕事がつまらなくても、それを120%のクオリティで仕上げて
いるのか。筆者の論調ではまったくそれは感じられない。それでいて、
個人としての自分を成長させる努力もない。
こういう社員を簡単に解雇できないことこそが、今の日本の問題だ。
http://amzn.to/dlM7IY

編集「どんな感じでした?」
増田「うーん、心へのダメージ大きかったですよね……。著者は無能だから社内失業するんでしょ!みたいな話で、読んでてちょっとへこみました」
編集「その後に、赤の他人が擁護してくれましたよね。ネット文化の美しさを知りましたね。12月6日、そのレビューがついた4日後に浄賢坊さんが。増田君でもないのに、批判に対して答えてるというね」

恐るべし、日本の社内失業! 浄賢坊
本書についてK-sanは辛辣な書評を書いておられる。本人の資質ややる気の問題で「干された」結果が社内失業であり、こうした人を「解雇できないできないことこそが、日本の問題だ」と切って捨てておられる。暴論である。このままでは、本著への誹謗中傷になりかねないので、公平のため反論させていただく。
著者は112Pで経済財政白書のデータを上げている。2008年(1〜3月期)の企業内余剰人員は38万人、それがリーマンショック後の2009年(1~3月期)は607万人に激増しているという記述である。好むと好まざるとにかかわらず新たに社内失業に落としこまれた人が569万人増えたということで、これは社会的な大問題であろう。窓際族も同じだが、社内失業者のなかにはK-sanのいう「協調性がないトラブルメーカー」や「仕事のクオリティが(著しく)低い」人もいるだろう。しかし、本人以外の理由によって「やる気」があるのに陽の当らないところで苦しまざるを得ない人はたくさんいる。定年まで勤めあげた元サラリーマンの私は、その多くは職場の「空気」の悪さにあり、「人をみていない」管理職が諸悪の根源だと断じたい。本著のインタビューをみれば上司の情けなさに怒りさえ覚える。もとよりその上司もまた上級者にネジ曲げられて苦しんで余裕を失っているのだろう。すると悪いのは社長か?脱線失礼。
社内失業が本人以外の問題であるケースは多々あり、これを社会的問題としてどう解決すべきかが、喫緊の課題であることは間違いない。企業の人事関係者、大学の教員はじめ多くの人々におすすめしたい。「あとがき」を読むと、なんと「社内失業」なる一書は当の社内失業状態から生まれているようだ。恐るべし、日本の社内失業。本著などなくてすむ日を待望しよう。
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増田「この方は定年を迎えている方で、上司が社内失業の原因じゃないか、という分析をされてました。上司への怒りを持ってましたね。その他も、全体的な論点というか感想文のテーマとしては、社内失業者が【無能】なのか、それとも【被害者】なのか、っていう所で盛り上がってる感じがありましたね。書籍の書き方なんかに踏み込んだ感想もあったけど、メインはそっちだった」
編集「はてなーの盛り上がりの後に、新刊JPがレビューを書いてくれて、その記事がmixiに転載されて……そのmixiの日記でだいぶ批判される構図になりました」
増田「ミクシーは普通の人が多い、一般の人がやってる、そういう印象ですよね。大多数の平均的な人たちは批判的な意見を持ってるのかなあ」
編集「まあ新刊JPはスペースの問題も合ってだいぶ短く、ざっくり紹介してくれてたので、社内失業に至る経緯とか、そういうのが説明されてないのでね。たださぼってるだけに見えちゃう人もおおかったんじゃなかろうか。それで批判コメントがついたのかなと」
増田「今回、ミクシーのトップページに載ったキャリアジンの記事は、確かに長かったから、経緯も載せてくれてたし、その分、擁護も多かったですねえ」
編集「この動きのあとは…」
増田「ガジェット通信かな」
編集「そうか、ガジェット通信から転載依頼がきて、それは…いつでしたっけ?」
増田「年末ぐらいでしたかね」
編集「あれはミクシーニュースと、それ以外にも色々と転載されたんだよね」
増田「ライブドアニュース、ビッグローブのニュース…ニコニコニュース、エキサイトニュース、ネタりか、なんかにも載りましたね」
編集「ガジェットは、やっぱり反応ありましたか?」
増田「けっこうガジェット通信見てる人って、ウェブにある程度リテラシーもあるタイプの方が読んでると思うんで、はてなに近い反応だったかな」
編集「そして元旦に、ITメディアの書評が載りました」
増田「この書評は、けっこういろんなブログで引用されててびっくりしましたね」
編集「そうそう、そんなに長くない紹介だったんだけど、ITメディアの担当さんによると、反響は大きくて、今までで一番。ツイッターなんかでの反響も大きかったと」
増田「へー」
編集「第一弾が、もしドラを取り上げたらしいんですね。それより大きかったらしいから、だいぶ大きいのが巻き起こったんだと思うよ」
増田「「社内失業」っていう単語でよくブログ検索するんだけど、あの時はほとんどあの記事の話題しか出てこない、みたいな状況でしたからねえ」
編集「あれはだから、社内失業に対する姿勢としては「甘えるな!」的なものだと思うんだけど、そうであっても、改めて反響の大きさに驚きましたね」
後編に続く〜第二回レビューコンテストの応募要項は次回発表!!