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健康で効率的な最低限度の生活

社内失業、ミニマリズム、スポーツ

”ヒマ”化する20代会社員

社内失業

社内失業に関する、ある程度の規模で実施された調査データを発見しました。

1年前のデータなので、少し前ではありますが、2008年の春と2009年の春とを比べて忙しさがどう変化したか、などリーマン・ショック”またぎ”の資料で非常に興味深いです。ちなみに実施期間は2009年4月23日〜 2009年5月27日、有効回答数は1894名だそう。年代別の人数内訳が不明瞭ではありますが、幾つか興味深いことがわかるので紹介します。

Q1 1年前に比べて、仕事が忙しくなったと感じますか?
選択肢としては「大変忙しくなった」「忙しくなった」「変わらない」「あまり忙しくなくなった」「全く忙しくなくなった」の5つに分けられています。全体を見ると、ほぼ等間隔に20%ぐらいずつで分かれてますが、20代だけで見ると、「全く忙しくなくなった」が23%で他の世代と比べてもダントツ。「あまり忙しくなくなった」と合わせても45%となり、堂々の世代トップです。逆に30代、40代は「現状維持」が最も多数派。
なんで20代で暇になっちゃった人が多いんでしょう。理由への回答(たぶん複数回答)は、
・業務量が減った(50%)
がトップの理由。不景気で業務量が減った際に、経験豊富な30代、40代に、残った仕事が集中し、まだ経験の浅い20代にまで仕事が回されなくなったのが原因か……なんて憶測もしたくなります。
だって、「仕事が減って会社がやばい」ときには、緊急措置として、経験豊富で失敗しにくそうな人に仕事を集中させるのは合理的な気がしますよね。経験が浅い若手に仕事を振って、下手に失敗されてその仕事まで失っちゃった……なんてなことは避けたいですし。


ただ、一方で20代は「大変忙しくなった」「忙しくなった」の合計値でも世代間トップをとっております。つまりリーマン・ショックを境いにして、忙しい人、暇な人の格差が最も広がったのが20代なんですね。順調に仕事を任され、どんどん業務が増える20代がいる一方で、仕事を任されずにどんどん暇化する20代もいると。うーん、由々しき事態です。


続いては、転職時の社内失業化に関するデータです。
Q2 転職して、仕事の忙しさに変化はありましたか?

全体平均で見ると「全く忙しくなくなった」は4%しかありませんが、20代若手は12%と、こちらも突出して高い。3倍ですよ。


Q3 転職前に想像していたのと比べて、忙しかったですか?

という問いにたいしても、20代が35%。唯一の3割超えを果たしているところから見ても、元々暇なところを狙って転職してその通りになったというよりは、仕事するぞーと思って転職したのに「まさかこんなに暇だとは……」と思っている20代が少なくないということじゃないでしょうか。


もちろん、過ぎたるは及ばざるが如し。忙しすぎるのも考えものですが、30代、40代、ましてや50代と比べて20代が一番ヒマっていうこの状況が、将来を考えたときに、果たして良いことなのか。それは違いますよね。