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健康で効率的な最低限度の生活

社内失業、ミニマリズム、スポーツ

仕事が忙しい人と、社内失業者が共存してる現状がある 前編

社内失業

仕事がなく暇を持て余す「社内失業者」がいると思えば、一方ですごく忙しくて毎日残業、休日出勤を繰り返してる人もいる。しかもこれが、違う業界や違う企業というわけでなく、同じ会社内で、もっと言えば同じ部署内で共存してたりする。この点に関しては、前から不思議だなーと思っていたんですよ。

私の場合も、上司はすごく忙しそうにしてるのに、僕には仕事がないんです。色々取材をしていても、周りは忙しそうなんだけど自分には仕事が無い、それが辛い、っていう状況がある。逆に社員全員が暇な状態という事例は案外少ない、というかほぼ無いんですね。(ていうかそういう会社は潰れるのかもしれないが)

そんなだから超忙しい人から見れば社内失業者は「あいつらラクしやがって。自発的に仕事を手伝えよ」だけど、暇な人からすれば「どうして仕事を分けてもらえないんだろう」ということになってしまう・・・。ちなみに職場で仕事が属人的になってしまうのには3つの理由があるそうです。

(1)成果主義の浸透により、各個人の仕事が明確化、専門化したので他者が手を出しにくい
(2)仕事外でのお付き合い(飲みニケーションやクラブ活動)が減り、業務関係以外の社内知り合いが減った
(3)終身雇用が機能しなくなり、会社への忠誠心が減って担当外への手出しをしなくなった


上司Aの部署は極めて忙しいとしましょう。上司Bの部署が近しい業務をしていたとしても、部署Bには部署Bの売上予算があり、その邪魔をしてまで「手伝って欲しい」とは言いにくいので仕事を抱え込んでしまう。結果、どんどん部下Cが忙しくなります。
一方、上司Bがそこまで忙しくない状態だと、部下Dにまで渡す仕事がなかったりする。仕事量がある程度ある場合でも、上司自身がプレイングマネージャーで忙しくて教育時間がもてなかったり、そもそも教える気がなかったりする場合、部下Dは社内失業しやすくなるようです。
他にも、例えばあなたは、話したこともない相手に仕事を頼めますか?普通は頼めませんよね。仕事外でのお付き合いが減っている状況が影響を与えている部分はありそうです。
こうして、忙しい部署の部下Cと暇な部署の部下Dが、同じ会社内に共存してしまうという事態が発生します。


他部署の例でみていただきましたが、同じ部署であっても忙しい人と暇な人は共存しえます。例えば部下Cが新人で、上司も部下Bも「新人にはまだ無理だ」「教育する暇が無い」と思っている場合です。あるいは退職勧奨などでわざと仕事をあたえない場合や、部下Bが転職を考えていて自らの業務経験を守るために部下Cに仕事を与えない場合もあります。

このように忙しい人と暇な人が断絶した状況で、「無能だから暇なんだろ」「あいつは仕事する気がない」などの偏見がさらに仕事を割り振らないサイクルを生み、忙しい人はずっと忙しい、社内失業者には仕事が与えられないという状況が加速してしまうわけです。

↓中編へ続く
仕事が忙しい人と、社内失業者が共存してる現状がある 中編 - 増田不三雄info

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